女性で鈍い痛みの腰痛が右側だけにでる理由と対処方法を解説

セルフケア

女性で「なぜか決まって右側に鈍い痛みの腰痛がでる」という経験がある方は多いはず。

「なぜ決まって右側だけが痛いのか?」

「なぜ鈍い痛みなのか?」

「何か悪い病気なのでは?」

上記のように右側だけに鈍痛のような腰痛がでると色々な疑問や不安を感じてしまうのも無理はありません。

本ページでは、そんな方々の不安を少しでも解消していただきたい思いで「女性で鈍い痛みの腰痛が右側だけにでる理由と対処方法」をお伝えさせていただきます。ぜひ、最後までご覧ください。

女性で鈍痛のような腰痛が右側だけにでる理由とは?

女性で腰痛が右側だけにでる場合、以下の理由によるものが考えられます。

あくまでも、ひとつの参考としてご覧ください。

【腰痛の症状】

女性特有の疾患

鈍痛のような腰痛の場合、女性特有の疾患として代表的なものは以下のとおりです。

  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 子宮がん
  • 月経困難症(PMS)

これらの疾患の場合、生理前・生理中に腰痛がひどくなることもあり、場合によっては腰の片側だけに痛みがでることもあります。

内臓疾患・内臓疲労

右側に位置する内臓が何かしらの不調に陥ってしまっている場合、以下のような理由から腰の右側だけに鈍痛がでることがあります。

  • 尿管結石
  • 急性腎盂腎炎
  • 大腸がん
  • 便秘

内臓系が理由による腰痛の場合、単に内臓の疲労による腰痛もあれば、重篤な疾患による腰痛もあります。

もちろん、過度な心配は不要ですが、もし腰痛が長く続く場合いつもと違う腰痛の場合は、一度専門の医療機関でのくわしい検査をおすすめします。

筋肉の疲労・凝り

右側にある腰の筋肉に疲労や凝りが生じた場合、右側だけに鈍痛のような腰痛がでる場合があります。

とくに以下のような人は、腰の筋肉に疲労や凝りが生じやすいためご注意ください。

  • 長時間のデスクワークをしている
  • 床の生活が基本
  • 重たい荷物を運んでいる
  • 慢性的な運動不足
  • 肥満体型
  • 姿勢が悪い

上記に心あたりのある人は、腰の筋肉が疲労を受けやすく慢性的な血行不良により痛みや凝りがでる可能性が高いです。

痛みの場所は人それぞれで、腰の右側だけにでることもあれば、左側だけにでることもあります。

骨盤の歪み

骨盤が歪むと、骨盤のなかに収容されている子宮などの臓器や背骨・背骨に付着している筋肉の位置関係にもズレが生じます。

そのため、骨盤の歪み方によっては、生理痛・子宮関係の疾患・筋肉の疲労による腰痛が右側だけにでる場合も珍しくありません。

骨盤が歪む原因はさまざまですが、とくに日常生活の姿勢や体の使い方が大きく関与しており、以下にあてはまる人は骨盤が歪んでいる可能性が高いです。

  • 脚を組むクセがある
  • あぐら・横座りをするクセがある
  • 床座りがメイン
  • 椅子に座る時間が長い

上記は骨盤を歪めるだけでなく、体のあらゆる部位を歪めて負担を掛けてしまう姿勢や体の使い方のため、今すぐにでも改善することをおすすめします。

【当院の骨盤矯正について】

女性で鈍痛のような腰痛が右側だけにでたときの対処方法

女性で鈍痛のような腰痛が右側だけにでた場合は落ち着いて以下の対処方法をお試しください。

  • 体を冷やさないように「温める」
  • 患部をアイシングする
  • 軽く汗ばむ程度のウォーキングをする
  • 質の高い睡眠をとる
  • 不良姿勢や悪い体の使い方を辞める

では、それぞれの対処法をひとつずつ解説していきます。

体を冷やさないように「温める」

鈍痛のような腰痛がでたときは体を冷やさないよう温めることが大切です。

もちろん、腰まわりをカイロや蒸しタオルで温める方法も効果的ですが、お風呂や温泉などにゆっくり浸かって全身を温める方法も効果があります。

お風呂あがりは体が冷えやすいため、予め脱衣所などを温めておき寒暖差をなくすよう対策をとりましょう。

患部をアイシングする

先述した「温めるとは真逆のことじゃないの?」「体を冷やすのは悪いでしょ?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アイシングも立派な腰痛の対処方法です。

そもそも「体が冷える」と「患部を冷やす」では大きな違いがあります。

患部を冷やすとは、痛みを感じる一部分を氷水などで冷やすことで、炎症を取りのぞき血流を促進させることが目的です。現に、冷やした患部は赤くなります。

一方で、体が冷えると手や足が真っ青になりますが、これは血流が悪くなっている状態です。

このように「体が冷える」と「患部を冷やす」では効果は真逆のため、腰痛のときには「患部を冷やす」方法もおすすめです。

軽く汗ばむ程度のウォーキングをする

刺すような激しい腰痛の場合はウォーキングなどの運動は避けるべきですが、鈍い痛みの腰痛の場合は軽い運動であれば、むしろ腰痛緩和に効果的です。

おすすめはウォーキング。30分ほどの軽く汗ばむウォーキングを実践することで、血流促進やストレス発散効果が期待できます。

ただし、ウォーキングの最中にかばうほどの腰痛を感じたときは速やかに中止するなどの注意が必要です。

質の高い睡眠をとる

疲れた筋肉や内臓を回復させて腰痛を緩和させるためには休息が必要。

そのためにも、質の高い睡眠をとることは腰痛改善の対処方法として効果的です。

とくに、意識して欲しいのが睡眠の質。

質の高い睡眠をとるためには、寝る前のスマートフォンやテレビなどの視聴は避け、朝起きたときには十分な朝日を浴びて体内リズムを整えることが大切です。

また、就寝前の入浴は体温が上がりすぎるためNG。質の高い睡眠のためには就寝2~3時間前には入浴を済ませておくと良いでしょう。

不良姿勢や悪い体の使い方を辞める

不良姿勢や悪い体の使い方を辞めるだけでも腰痛が緩和することがあります。

まず、床に長時間座る習慣がある人は、椅子に座る時間を設けることが大切です。椅子に座っても脚を組んだり、浅く座ったりすると腰に負担が掛かってしまうので注意しましょう。

また、荷物を運ぶときや物を地面から持ち上げるときは、腰を曲げるのではなく、膝を曲げて物を持ち上げることで腰への負担が軽減されます。

鈍痛のような腰痛が左側だけにでる理由とは?

鈍痛のような腰痛が右側だけにでる理由はお伝えさせていただきましたが、左側だけにでる理由も基本的には右側と同様です。

すい臓や左腎臓など、左側に位置する臓器が悪くなると、左側だけに腰痛がでることがあります。

ただし、あくまでも腰痛の位置と疾患の関係性は参考程度にとどめておきましょう。

「右側が痛いから〇〇病」「左側が痛いから〇〇が悪い」という断定的な考えは、不安を煽るだけでなく、本当の病気や理由の特定の妨げになることもあります。

少しでもおかしいな?と感じた場合や、長い期間片側だけに腰痛がでる場合は専門の医療機関でくわしい検査を受けましょう。

まとめ

女性で鈍痛のような腰痛が右側だけにでる理由と対処方法をお伝えさせていただきました。

腰痛といっても疾患が隠れているものや、筋疲労や骨盤の歪みによるものまでさまざまです。

もちろん、ご自身で判断できるのであれば一番ですが現実はそう簡単ではありません。

そんなときは一度専門の医療機関でのくわしい検査をおすすめします。

また、筋疲労や骨盤の歪みによる腰痛は、整体院でも改善することが可能です。

ひとりで根本的な改善が難しい腰痛は、ぜひ専門家の力を借りて早期改善を目指しましょう。

【腰痛を整体で改善してみませんか】

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