自律神経のことを意識している、自律神経を整えたいと考えている方は、既に身体に何らかの変化を感じている方が多いです。
人体には交感神経と共に副交感神経が存在しています。
このバランスが崩れると、神経が身体に直接的な影響をもたらします。
「健康が保たれる」という状態は、2つの自律神経それぞれのバランスが良い状態になっているということなのです。
この記事では、自律神経のバランスが崩れることによって起こることや、自律神経に効く「ツボ」のセルフケアについて解説します。
交感神経と副交感神経
人体には交感神経と共に副交感神経が存在していますが、それぞれどんな働きをしているのでしょう。
■交感神経・・・人体を活発に動かす働き
■副交感神経・・・リラックスした状態にする働き
状況に応じて「人体を活発にする」「リラックスした状態にする」ことにそれぞれ適した自律神経が活発化する事により、人体が健やかな状態であり続けられるようになっています。
ですから、自律神経はいつも良好な状態で整えておく事が重要です。
自律神経失調症とその予防
自律神経が乱れると…

自律神経のバランスが良好ではなくなると、身体面のみならず精神面においても変化が生じるようになります。
身体面に関してはだるさや不眠、発汗や動悸などがありますし、他にも食欲不振に見舞われる事もあるため、栄養バランスの乱れからさらなる変調に見舞われる事もあります。
精神面に関しては不安感や焦燥感、やる気が出なかったり、気分の浮き沈みが激しいなどの変化があります。
神経のバランスが乱れる事によって生じる身体面と精神面の症状を合わせて「自律神経失調症」と呼びます。
自律神経失調症の治療と予防
自律神経失調症は、著名人やアスリートが発症する事例も少なくないですが、誰もが発症するのが特徴です。
ですから、日頃からできるだけ発症しないように生活を営むようにするのが大切です。
発症した際にはホルモン剤を使用して治療を進めていったり睡眠時間を整えるなどの方法が用いられます。
しかし、長い時間をかけてじっくりと治療をしていき、完治を目指していくことになりますですので、セルフケアを徹底し予防に努めるのも欠かせません。
自律神経のセルフケアに効く「ツボ」って?
セルフケアの方法も様々ですし、それぞれ簡単にできる上に高い作用が得られますが、中でも簡単かつ高い作用が得られる方法として挙げられるのがツボを刺激する事です。
一瞬で理想的な結果が得られる理由は、ツボを刺激する事によりすぐに全身の血流を良好にする事ができ、特に副交感神経の回復に役立てられるためです。
ツボは全身の各所に点在しているので自身にとって行いやすい場所を行うのも良いですが、気になっている症状が緩和させられる働きを持っている所を意識的に刺激するのも良いです。
自律神経に「爪の付け根」のツボ

人体には各部に神経が存在していますが、取り分けて多くツボが集中しているのが爪の付け根であり、付け根を押す事によって血流を良好にする事ができます。
一方の指でもう一方の爪の付け根を押すだけなので、特に道具などを必要としない上に場所に関わらず行えるため、仕事中などであっても気軽に刺激する事ができますし、押していると血液が良くなって、指先が温かくなってきます。
ツボの刺激は「バランス」よく!
指の爪の付け根のツボを刺激する時に念頭に置いておくと良いのが、薬指だけを押さない事です。
薬指は、交感神経との関係性が高い特性を持っているので、薬指だけに行うとバランスが乱れてしまうのです。
交感神経と副交感神経のバランスを良好に保つことが大切な条件なので、ツボへの刺激をする時にも、一方のみが活発化しないようにバランスが良い状態を目指しましょう。
ストレスにも「ツボ」が効く
自律神経が乱れるきっかけになるのは、ストレスを感じた時や、緊張感を覚えた時です。
ストレスや緊張感を抱いた時には中指と薬指の中央部に位置している部分を押すと良いです。
中指と薬指の中央部に位置している部分は、定期的に刺激する事により蓄積している心理的な負担が解消できる働きがあります。
ですからストレスを感じたときには意識的に押すように続けましょう。
慢性的に心理的な負担を感じ続けてストレスが蓄積する事により、自律神経失調症の症状が出るようになります。発症を予防するには、感じたストレスをできるだけその都度解消するのがポイントです。
気軽に押せるツボで、不調を予防していきましょう。
自律神経には肩や首のケアも大切
自律神経が乱れてしまい不調を訴える患者は日々長時間にわたって仕事をしている方が少なくないのですが、長時間の仕事が発症に繋がるのはデスクワークなどにより肩や首の筋肉が凝ってしまうのが関係しています。
肩や首の筋肉が凝ると身体的な面から発症に繋がってしまうだけではなく、身体的な不調が相まって心理的な症状にも繋がってしまう事があるため、肩や首の凝りが一瞬で解消できるケアもしましょう。
肩と首のツボ

肩や首に良い作用があるのが首の後部に位置しているツボであり、定期的に押す習慣を持つ事によって肩や首の筋肉の凝りを柔軟にさせられます。
さらに、より一層強力に刺激をしたいと考えている場合には、指で押しつつ首を回せばますます奥深くまで刺激できるようになります。
肩と首のツボは安眠にも効果◎
自律神経が乱れると、リラックスをした時に活発化する副交感神経がしっかりと働かなくなり、就寝時間に横になっても眠れない方が多いです。
耳の後部にあるツボを押すと副交感神経にアプローチできて安眠ができるようになりますし、同時に神経のバランスが良好ではなくなっている時に感じやすい頭痛も解消できて、根本的に身体を健康的にさせられます。
ストレスや首・肩の凝りを感じたら、ツボのセルフケアで自律神経のバランスを整えて自律神経失調症を予防しましょう。
この記事に関する関連記事
- 「自律神経失調症は背中のこりが原因?|整体院で効果が出ない本当の理由」
- 自律神経失調症緩和の秘訣!食べて良し、体調も良しの食品リスト
- 薬に頼らず自律神経をケアできる!整体による根本治療が効果的な理由
- 【プロが教える】息苦しさと自律神経の関係とは? 自律神経の乱れのサイン
- 【整体院が教える】自律神経の乱れのメカニズムと具体的な施術法
- 【自律神経の乱れチェックシート】これで自分の状態が分かる
- 自律神経が乱れると出る症状とは?
- 自律神経から来る息苦しさの原因とは?
- メンタル不調には筋トレが効果的な理由とは?
- 【整体院が教える】自律神経を改善させるストレッチ方法
- 筋トレがメンタルに及ぼす5つの効果?心身ともに強くしよう!
- 自律神経失調症の不安感で悩まれているあなたへ
- 肩こりは温める?冷やす?症状にあわせた簡単にできる対処法
- 【カウンセラー監修】自己肯定感が低い人の特徴|高める方法7選
お電話ありがとうございます、
やさしい整体院でございます。